上野動物園【見どころ、行き方、概要】の紹介

上野動物園【見どころ、行き方、概要】の紹介

上野動物園の概要

上野動物園は日本で最も古い動物園です。東京といわず、関東・日本を代表する動物園です。500種類の動物を展示し、展示数は日本の動物園の中でも2番目です。上野駅改札口から徒歩5分というアクセスの良さは文句なしで、園内も非常に広くなっています。また都内にあり、長い歴史もあることから、度々テレビなどでも取り上げられています。テレビに取り上げられるのは主要なテレビ局から近いという理由もあるかもしれませんね。ということで、多くの人が名前だけでも認識している動物園ではないでしょうか?行ったことが無くてもテレビで見た!という方が大勢だと思います。これらの条件が合わさり、2017年の日本国内の動物園で、入場者数1位を誇っています。

上野動物園公式HP

開園時間は9:30~17:00
但し入園および入園券の販売は、閉園の1時間前までです。
基本的に月曜休み(月曜が祝日なら火曜日休み)になります。

上野動物園の見どころ

ジャイアントパンダ

上野動物園はジャイアントパンダが非常に有名です。上野駅に降りて漂うパンダ推しな雰囲気からも察することが出来ますね。上野動物園を訪れたことが無くても、『パンダの居る動物園』くらいの認識を皆様お持ちではないでしょうか。もちろんパンダは人気もぶっちぎりで、パンダの周辺は他と比べて混雑しています。

なお、日本で飼育されているパンダは中国から借り受けているものですので、いずれ中国へ返還されることが決まっています。2020年末時点で大人気のシャンシャンも、令和3年(2021年)5月31日に中国へ返還されることが決まっています。

東京都 シャンシャンの返還日について

ハシビロコウ

近年人気上昇中の動かない鳥ハシビロコウにも出会うことができます。ハシビロコウの居る上野動物園西園では、ハシビロコウを見ることが出来る位置にベンチがあります。ハシビロコウとどっちが先に動くかじっくり根競べをすることが出来ます。

動かない鳥というのは言い過ぎではなく、5分10分にらめっこするくらいでは動いているところを見れないかもしれません。もちろん食事もしますし歩くこともあるので、ずっと見ていれば動くところも見れます。

プレーリードッグ

個人的にはプレーリードッグに癒されます。毎回必ず見に行きます。

プレーリードッグは巣穴で集団生活をしています。塊になっていることもあります。なんというか、たまりません。因みにドッグという名前がついていますが、ネズミ目リス科です。よく何かをもぐもぐしています。特にGWから初夏にかけては、生まれて間もない子供プレーリードッグを見ることが出来ます。

コツメカワウソ

コツメカワウソは水槽ではなくクマの近くで屋外展示されています。この展示場所はカワウソが泳ぎやすい造りになっているため、コツメカワウソが可愛く泳ぐ姿を見ることも出来ます。泳いだり、陸にあがったりを繰り返しています。

写真の右側が水になっています。コツメカワウソは気が向いたら、この水の中をすーっと泳いでいきます。まるで流しそうめんのように優雅に流れていく姿を、私は流しカワウソと呼んでいます。園内は他にも少し体の大きなユーラシアカワウソもいます。

オカピ

上野動物園では、世界3大珍獣に数えられるオカピも見ることが出来ます。脚にシマウマのような模様があります。この脚の模様は個体ごとに異なり、カモフラージュの働きもありますが、この模様で両親を見分けたりもしているようです。馬の仲間?と思われるでしょうが、キリンの仲間です。キリンとは祖先が同じで、枝分かれし山で暮らすようになったのがオカピ、草原で暮らすようになったのがキリンと言われています。実際にキリンのような長い舌を見れば、なんとなく納得できるかと思います。

因みに現在国内でオカピを見ることが出来るのは、上野動物園、ズーラシア(神奈川県)、横浜市立金沢動物園(神奈川県)の3か所と、全て首都圏の動物園になっています。関西でも見ることが出来るパンダよりも、会いに行く難易度という意味では高いと思います。

コビトカバ

その名の通り普通のカバと比べて、とても体の小さなカバです。普通のカバの祖先にあたるとされています。近年、個体数が減少し生息域も少なくなっているため、絶滅危惧種に指定されています。

小さいと言ってもカバなのでそこそこの大きさはあるのですが、丸っこくて可愛らしい見た目をしています。上野動物園ではパンダも含め、世界3大珍獣が一度に見れます。

他にも珍しい動物、人気のある動物がまだまだ数多くいます。勿論アジアゾウ、キリン、ライオン、ホッキョクグマといった大きくて迫力のある動物や、ペンギンなどの癒し動物もいます。

動物とは関係ありませんが、合間合間に歴史を感じさせる建築物、旧寛永寺五重塔や閑々亭があります。旧寛永寺五重塔は鹿の展示場所に近く、鹿と続けて見れば、和の雰囲気たっぷりの一味違った気分になります。

ということで、上野動物園には無目的で行くのも良いですし、『可愛い動物に会いたい』『珍しい動物を見ておきたい』などテーマをしっかり決めて行くのも良いです。


上野動物園の行き方

上野動物園はJR上野駅改札から徒歩5分と、非常にアクセスのよい場所にあります。基本的にはJRや東京メトロの「上野駅」を利用することになります。東北方面や北陸方面から新幹線で東京を訪れるなら、上野駅で下車することも予定に入れやすいかと思います。

アメ横散策を兼ねて御徒町駅で降り、アメ横を通って上野動物園に向かうのもありです。この場合、寄り道をしなければ15分くらいで到着できます。特に、上野駅まで行くためには御徒町駅で乗り換えが発生する場合、合計アクセス時間は上野駅で降りても御徒町駅で降りても大して変わりません。とはいえ、アメ横を通ってしまえば食べ歩きや寄り道をして楽しんでしまうかもしれません。

東海、関西方面から東京まで新幹線で移動する場合も、東京と上野の間はJR山手線や京浜東北線などで8分です。東京観光に非常に組み込みやすい場所にあります。

成田空港や羽田空港からのアクセスも紹介しておきます。まず羽田空港を利用する場合は、上野駅→(JR山手線若しくは京浜東北線)浜松町駅→(東京モノレール)羽田空港です。所要時間は35分程度(運賃660円)です。

成田空港からは京成線で京成上野駅まで行けば動物園まですぐになります。成田空港と京成上野駅の間はアクセス特急で70分(運賃1,030円)スカイライナーで最短41分(運賃2,470円)です。

上野駅という都心にありますが、園内が広く長い距離を移動するため、ヒールなどより歩きやすい靴で行くのをおすすめします。

都民の日などの無料公開日

上野動物園には年に数回の無料公開日が設けられています。その日はどんな感じになるでしょうか?混雑しそうだなと敬遠される方もいらっしゃいそうですね。

確かに園内の人はいつもより多くなりますが、実は軽く園内を見て回るには困りません。というのは、上野動物園では入場料無料ということで入場口自体がフリーパスになります。いつもは並ぶ入場口で並ばずに入れるため、普段よりむしろ楽かもしれません。勿論人が多いので、ライオンをしっかり見れるスポットなど、ところどころに人の固まりが出来ます。

とは言っても、パンダなどの観覧するのに列が出来るもの、また食事については、普段より長い列に並ぶことになります。パンダは諦める、食事は園外でと考えるほうがストレスが無いかもしれません。

因みに、都民の日(10月1日)ですが、実は東京都民でなくても無料で入れます。覚えておいて損はありません。

上野動物園を訪れた感想

色々な動物に会えて、何度行っても楽しめる動物園です。都心にあるのに自然に溢れたスポットになっているので、行くたびに気分を切り替えられる気がします。

1日かけてじっくり見るもよし、2時間程度に絞ってお目当ての動物に会いにいくのも良しです。

ただ、パンダを見るとなると、場合によっては事前の計画が必要だと思います。特にシャンシャン公開初期では、パンダを見るためだけに2時間使った…ということもありました。園内も広いので、あまり時間のない時に行くならしっかり計画を立てた方が楽しく回れます。

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