東武動物公園の概要
埼玉県の郊外にある、動物園と遊園地が一体となった総合レジャー施設です。全120種類1200頭の動物が飼育されており、目玉と言えるものはホワイトタイガーです。動物園と遊園地を合計した敷地は61ヘクタールと、国内の動物園の中でも最大級の広さがあります。
もちろんそれだけ移動距離がありますので、お子様連れの方は、園内のバスや乗り物をうまく使い、適度の休息を意識するなど、移動方法を工夫した方が良いかもしれません。動物園や遊園地のほかにも、冬のイルミネーション、春先や初夏の花など、園内を散歩しても楽しめる造りになっています。季節ごとに別の楽しみ方を発見できます。
東武動物公園の見どころ
ホワイトタイガー
東武動物公園を代表する動物、ホワイトタイガーです。2020年12月現在、4頭が飼育されています。※表に出てくるのは1日に2頭になり、交代で展示されています。午後には餌をあげるところが見られます。気になる場合は公式HPにてチェックしましょう。※曜日によっては実施しないことがあります。ライオンやチーターとともに、肉食動物エリアとして展示されています。
なお、彼ら肉食獣は、夏場は高い確率で暑さにうなだれています。その姿はまるで、社会で戦うことにつかれた社畜戦士の休息です。そんな姿も愛嬌があるのですが、活発に活動する様子が見たければ夏場より春先や秋冬を選びたいところです。勿論餌の時間になれば、彼らは元気に復活します。
ガーガーウォーキング
ガチョウが隊列揃えて園内をガ―ガーと鳴きながらお散歩します。ガチョウ達は先頭から遅れると羽を広げて急いで追いつこうとしたり、足を速めたりします。とても和む光景で、自然と笑ってしまう、個人的なお気に入りNo1イベントです。土曜日の12時30分から30分と限られた時間ですが、見る価値はあります。ガチョウの展示場所から観覧車の近くまでを散歩します。
なお、ガチョウはぽたぽたうんちを落としますので、ガチョウが通った後を歩く際には注意です。※係の人が後ろを歩き、ガチョウのうんちをせっせと回収していますが、さすがに限界がある模様…
ヒクイドリ
喉の赤い肉垂が火を食べているように見ることからこの名前がついた、かっこいい名前の鳥です。火を食べたり火を噴いたりするわけではありませんが、色鮮やかな青色が綺麗です。
バードショー(オットセイとのショーに統合)
ハリスホークが頭上すれすれを飛んでくれたり、人懐っこいヘビクイワシが近くまで歩いてきてくれます。ヘビクイワシは、獲物を捕まえるときに、軽そうな体からは想像できない強いキックを繰り出します。こちらは2020年までの内容で、2021年からはオットセイのショーと統合される予定です。果たしてどんな内容になるか楽しみです。
こちらで見られるヘビクイワシは、国内で見ることが出来るのは東武動物公園のほか、上野動物園、千葉市動物公園、掛川花鳥園のみにと、実は非常に希少な鳥です。
モンキーワールド
8種類のサルと会うことが出来ます。特にマンドリルは非常に色鮮やかで綺麗です。そして長い手を使って自由自在に動き回るシロテテナガザルは見ごたえがあります。なんであれで地面に落ちないんだろう…と運動音痴の私は不思議になってしまうくらいです。
ホタリウム
動物園とは趣旨が異なるかもしれませんが、1年中ホタルを見ることが出来る屋内施設があります。入園料とは別途料金がかかるので、アトラクションの一つだと思った方が分かりやすいかもしれません。
1回あたり15分で、まずは暗い場所で5分ほど過ごし、目を慣らします。その後、ホタルのエリアへ移動し、ホタルを鑑賞します。余計な光が無く、ホタルの光をしっかりと見ることが出来ます。優しい光がとても幻想的で綺麗でした。ホタルは見ようと思っても天候などに左右され、思い通りに見れるものでもないため、こちらでホタルデビューするのもいいかもしれませんね。
イルミネーション
冬期の夜間は300万球のLEDで東武動物公園が彩られます。イルミネーションの内容は動物をテーマにしたものが多くあります。
こちらのイルミネーション、使用しているLEDの数も多いのですが、東武動物公園は『池』があるという強みがあります。どういう意味かと言いますと、イルミネーションが水面にも反映して、さらに綺麗に光ります。
特に桜エリアは水面も桜色に染まり、遠目に見ても綺麗です。季節外れの夜桜見物をしている気分になれます。桜エリアの下を歩くのも気分が上がります。
また、観覧車など、アトラクションもライトアップされます。
限られた時間ではありますが、イルミネーション営業中も展示されている動物は居ます。夜間になると活動的になる動物もいるので、会いに行くのも良いですね
このイルミネーション営業、基本的に渋滞するものではありませんが、高いところからイルミネーションを一望できる観覧車だけは別です。??という感じで行列が出来ていまして、私も30分以上並ぶことになりました。もし並ぶのなら冬場ですのでしっかり寒さ対策をしましょう。
東武動物公園の行き方
東武鉄道、東武動物公園駅西口から、徒歩10分またはバスで5分です。東武鉄道沿線の大宮、柏、北千住に住んでいる方は行きやすいです。大宮駅から東武動物公園駅までは30分ほどになります。
高速道路を利用するのであれば、東北自動車道や圏央道を利用して久喜、幸手、白岡菖蒲などから20分前後です。
東武鉄道株式会社の株主優待
東武動物公園は割引など色々ります。チェックしてみて下さい。
ここでは、東武動物公園に何度も行きたいと思った方向けに、東武鉄道株式会社の株主になる、という裏技を紹介します。
この株主優待特典として、東武動物公園の入園券が年に3枚貰えます。※200株以上の保有者はさらに貰える枚数が増えます。さらに、東武鉄道間の乗車が出来る『株主優待乗車証』も保有株数に応じて貰えるため、電車で東武動物公園に行くのにお得になります。
もちろん、株式を購入するのにお金は必要ですし、株式の値下がりリスクもあります。さらには株主優待が廃止される可能性もあります。その代わり、株式の値上がりの可能性と、株式を保有することで得られる配当金、さらには株主優待の内容がさらに充実する可能性もあります。総合的に得だと判断したなら、東武鉄道の株主になり、株主優待で東武動物公園を楽しむという選択肢があります。
※記事作成時(2020年12月)の情報を基にしております。