千葉市動物公園の概要
千葉市動物公園は、千葉県千葉市の郊外で自然豊かな場所にある、のどかな雰囲気の動物園です。千葉でのアクセスの良さから、地域では気軽に行ける動物園として親しまれています。140種類ほどの動物を展示飼育しています。都市部から近い場所にあり、万が一の脱走などがあると危険という理由から、肉食獣よりも小動物や鳥類が中心です。とはいえライオンやチーターもいますし、他にはサルの展示にも力を入れています。
千葉市動物公園の見どころ
レッサーパンダ
千葉市動物公園と言えばレッサーパンダ！というくらいの人気動物です。
特に2005年ごろ、立つレッサーパンダとして有名になった風太君を覚えている方も多いのではないでしょうか？風太君はCMにも出演し、当時の千葉市動物公園の年間入場者数を2割も押し上げました。
風太君は2020年末時点でも生存しており、17歳です。これは人間相当で80歳以上に該当するため、いつお別れすることになってもおかしくありません。高齢のため、白内障になってしまい、寝る時間も増えています。さすがに高齢になった風太君が立つことは少なくなりましたが、風太君の子孫が立ち姿を見せてくれたりします。
因みにレッサーパンダすべてが当てはまるわけではありませんが、立つどころか、2本足で歩く子もいます。千葉市動物公園では、係の人から受け取った餌を立って食べるレッサーパンダの姿で癒されましょう。仮に立っているところが見られなくても、仲良くじゃれあっている姿だけでも十分に可愛いです。
チーター
最高時速110キロで走る肉食獣界のエーススプリンターです。そんなチーターに走る場所を提供するために、周回140m(直線60m)のチーターランコースを作りました。現時点で公開予定は不定期ですが、チーターが走る姿を見ることのできるイベントを随時開催予定です。トレーニング中のため、まだしばらくは直線を走る姿が中心になりそうです。機会があれば、チーターの俊足をとくと観察しましょう。
フクロテナガザル
のどに袋がある、変わった見た目をしているテナガザルです。フクロテナガザルは、こののど袋を大きく膨らませて声を出します。千葉市動物公園は動物園としてはそこまで広くはないため、他の動物を見ている間にフクロテナガザルの声が聞こえることもあります。それなりの時間、声を出し続けるので、声が聞こえたらフクロテナガザルの場所まで向かってみましょう。
フクロテナガザルの展示方法にはロープが使われていて、フクロテナガザルはロープを使って自由に動き回ります。高い声で鳴きながら、凄い速さで飛び回るフクロテナガザルは必見です。
ハシビロコウ
動かない鳥として有名なハシビロコウが居ます。動かなくても存在感のある大きな鳥です。確かにじっとしていることも多いですが、たまに大きな羽を広げたりしてくれます。
千葉市動物公園では2013年、2017年に総選挙（人気投票）が実施されました。
その両方において圧倒的な得票数で1位を獲得しています。因みに2017年の選挙フレーズは「動かない勇気！ゆとりのある生活で働き方改革実現を！」です。まだ情報は分かりませんが、もし2021年にも実施するとしたら、コロナを経験した今とても支持が集まりそうなフレーズですね。
ヘビクイワシ
スタイリッシュな姿をしている大型のカッコいい鳥です。整った顔をしていて、オレンジの配色が綺麗です。野生ではヘビやネズミを食べ、その時に相手の動きを封じるために、力強いキックを繰り出します。たまに木の枝を咥えたりと動きも多く、観ていて楽しめます。
フタユビナマケモノ
千葉市動物公園内の屋内施設、動物科学館で会うことが出来ます。1日のうち14～20時間は寝ていると言われています。その姿から怠けているように見えてしまうのですが、これにはちゃんとした理由があります。
まず、食事の葉っぱのカロリーが少ないので、そもそもあまり動けません。そして、野生下では体毛の色が樹などに溶け込むのもあって、動かなければ外敵に発見されにくいのです。怠けたくて怠けているわけではなく、生きていくために怠けています。頻繁に動き回り、餌をしっかり食べて活動するより、怠けるほうが結果として生存率が高くなります。そんなナマケモノは排泄も1週間に1回…ということで、汚いもののように思われてしまう排泄ですが、観れたら逆にラッキーかもしれません。
千葉市動物公園の行き方
千葉市動物公園への主なアクセス方法は、千葉駅からモノレールに乗って12分、動物公園駅で降りてすぐです。
千葉県内の方は車で向かう方も多いかと思います。市原方面からは京葉道路穴川東I.C、成田方面からは東関東自動車道路千葉北I.Cが最寄となります。
動物園の滞在時間はじっくり見る場合でも２～３時間ほどになります。時間に余裕があるなら千葉市内の美味しいお店などをチェックして寄るのもありですね。
※2020年12月時点の情報を基に記事を作成しています。
