海響館(市立しものせき水族館)【見どころ・行き方・概要】の紹介

海響館(市立しものせき水族館)【見どころ・行き方・概要】の紹介

海響館の概要

本州と九州の狭間、山口県下関市にある水族館です。下関市の鳥はペンギンとなっていることから、5種類のペンギンを飼育展示しています。

そして、下関と言えばフグ!とイメージしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?フグの町、下関の水族館として、フグの展示数が非常に多いのも海響館の特徴です。

海響館公式HP

海響館の見どころ

ペンギン

海響館ではペンギンの展示に力を入れています。体の大きな大きなキングペンギン、小柄なイワトビペンギン、日本の気候と相性の良いフンボルトペンギン、泳ぎの速いジェンツーペンギン、繁殖・飼育の難しいマカロニペンギンの5種類のペンギンに会うことが出来ます。フンボルトペンギンはフンボルトペンギン特別保護区で、他4種は亜南極に生きるペンギンコーナーで会えます。

そして、ジェンツーペンギンが集団で泳ぐ姿を見れるペンギン大編隊というイベントもあります。ジェンツーペンギンは時速35kmで泳ぎ、ペンギン界最速を誇ります。大勢のジェンツーペンギンが一度に泳ぐ姿は圧巻です。1日に2回開催されるので、気になる方はチェックしておきましょう。

イルカ

海響館ではバンドウイルカに会うことが出来ます。メインとなるアクアシアターという場所では、イルカとアシカの競演ショーが行われています。ショーは1日に4、5回行われ、1回あたり20分ですので、観たい場合でも予定に組み込みやすいと思います。ショーが行われていない時も勿論イルカに会え、その時のイルカはのんびり泳いだり、きまぐれにジャンプしたりしています。

フグ

トラフグを始め、100種類以上のフグ目の魚が展示されています。フグばっかりで100種類も集められたの?と思うかもしれませんが、実はマンボウやカワハギもフグ目として含まれています。こんな魚もフグ目だったのかと感心したり驚くことうけあいです。

因みに下関ではフグのことを『フク』と表記することもあります。これは『福』にかけているもので、決して誤表示などではありません。フグの丸っこい体を見ると、福が訪れそうな気もしてきますね。

シロナガスクジラの骨格標本

無料で入れるエリアにシロナガスクジラの骨格標本が展示されています。展示されている骨格は体長20メートルを超えるもので、迫力がありました。

シロナガスクジラは大きくなると体長30メートルを超えるため、巨大すぎて2020年12月現在でも飼育している水族館はありません。ですがこの骨格標本でも、シロナガスクジラの巨大さは十分に伝わるかと思います。骨格標本を見れば見るほど、これを飼育するにはすごく広い水槽が必要だな…とわかります。

海響館の行き方

公共交通機関を利用する場合、JR下関駅からバスで10分、JR新下関駅からバスで30分になります。バスは「海響館前」「唐戸」どちらかで降りればOKです。


海響館のある関門エリアへ向かう場合、新幹線を利用するならJR新下関、またはJR小倉駅が利用候補になります。実はJR小倉駅とJR下関駅間は在来線で15分程度で行けます。利用しやすい駅を選びましょう。

海響館は山口県のスポットではありますが、関門海峡を挟んで福岡県北九州市の門司港から、フェリー5分&徒歩数分で行くこともできます。フェリーは20分おきに出発、所要料金は400円です。台風はもちろん、強風が原因で欠航となってしまう可能性もあることから、不確実ルートである点には注意してください。それを差し引いても、フェリーでの移動は気持ちが良いです。

何なら徒歩30分以上かかりますが、門司側から関門トンネルを通って歩いて行くこともできます。同じく徒歩30分かかっても良いなら、下関駅から歩いて行けます。

そのため新幹線を利用し、観光するなら、のぞみが必ず停車する小倉駅を起点にするのも良いかもしれません。

車の場合は、まず下関ICか門司港ICを目指すことになります。どちらの場合でも大して時間はかかりません。

海響館の近隣には美味しい海産物を楽しめる唐戸市場、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の場となった巌流島、壇ノ浦の戦いにちなんで平家を祀る赤間神宮、近隣を一望できる海峡ゆめタワーなどがあります。海を渡って門司港側でも、明治・大正の建物が残る門司港レトロ、鉄道好きにはたまらない九州鉄道記念館など、観光スポットがジャンルも多彩で充実しています。関門海峡エリアは海響館に限らず楽しめるスポット満載のエリアですので、遠方の方も旅行の計画をして訪れても楽しめるかと思います。

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