平川動物公園の概要
平川動物公園は鹿児島県鹿児島市の動物園で、140種類、1000匹ほどの動物を飼育展示しています。関東圏内ではなかなか珍しい動物がなんでもないかのように展示されていたりします。
桜島と動物のコントラストを見ると、非日常感を味わえます。特にアフリカゾーンは、桜島をアフリカのキリマンジャロに見立てて設計されています。アフリカゾーンの動物が野生でどう暮らしているか、想像も膨らみます。園内に足湯まであり、鹿児島地域感を感じさせてくれて面白いです。
※開園時間は午前9時~午後5時までとなっていますが、午後4時から一部の動物が見られなくなります。
平川動物公園の見どころ
鹿児島にある平川動物公園には、南国地域・火山地域という特性を活かした見どころが多くあります。
コアラ
平川動物公園ではコアラの飼育頭数が日本一を誇ります。2020年1月時点で雌8頭、雄4頭の大勢のコアラと出会えることが出来ます。コアラはゆっくりのんびりしていることも多いですが、これだけコアラが居れば活発なコアラに出会える確率も高くなります。とは言っても多くのコアラはのんびりしたり寝ているので、その姿を見て癒されましょう。コアラが大好き!という方は、コアラを見るためだけに訪れる価値があると思います。
コアラの赤ちゃんが産まれ、お母さんコアラの袋から出るようになると、赤ちゃんコアラの名前を募集することもあります。機会があれば名前を考えてみるのはどうでしょうか?
ホワイトタイガー
平川動物公園には4匹のホワイトタイガーが居ます。ホワイトタイガーとはベンガルトラの白変種で、黄色くなるはずの部分が白くなったトラです。大きい体をしていて迫力があります。ホワイトタイガーは獲物を捕らえたり、暑さをしのぐために水の中に入ります。たまに水の中で過ごしている姿を見ることが出来ます。
クロジャガー
ジャガーが黒くなった変異種です。模様はうっすらと見えますが、ぱっと見は真っ黒です。
さて、ジャガーによく似た動物にヒョウがいます。ジャガーとヒョウの見分け方として、模様の違いがあります。ジャガーは輪になっている斑の中に斑点がありますが、ヒョウには斑点がありません。
これはジャガーとヒョウだから見分けられるポイントなのですが、もしこれらの身体が黒いとしたらどうでしょうか?クロジャガーとクロヒョウを見分けられる人は凄いなと思います。そういう視点で、クロジャガーの模様はどうなっているのか見てみましょう。
キリン
園内正門を入ってすぐの場所で、出迎えてくれます。因みに平川動物公園のキリンはマサイキリンという種類のキリンです。国内ではあまり会える動物園が少ない希少なキリンです。
日本の他の動物園で会うことのできるアミメキリンとの違いは体表の模様です。
模様がアミメキリンほどはっきりしておらず、少しぼやけて見えます。この違いを意識しておくと、あれ?ここのキリンは何かが違うぞ…?というのを感じられます。キリンが大好きな方は是非会いに行ってください。
平川動物公園の行き方
新幹線で鹿児島を訪れた方なら鹿児島中央駅から五位野駅まで25分で移動し、徒歩20分かバス5分を使えば到着します。鹿児島駅から平川動物公園に向かうバスも20分ごとに出ています。所要時間は55分ほどかかります。
高速道路を利用するなら、最寄は谷山になります。
一つだけ、観光で鹿児島を訪れる方に注意があります。この地域では桜島から火山灰が降ってくる降灰という現象があります。街ゆく人は気にも留めませんが、初見では戸惑うと思いますので、こんな現象があることも頭に入れておきましょう。気象庁の降灰予想もされていますので、事前にチェックしておいてください。
※記事作成時(2021年1月)の情報を基にしております。